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アンドラダイト

 宝石の内「アンドラダイト」について、組成・特徴・歴史・産地などを写真や動画を交えて解説します。

アンドラダイトの組成

アンドラダイトの外観写真
  • 分類:ケイ酸塩鉱物
  • 組成:Ca3Fe2(SiO4)3
  • 結晶系:等軸晶系
  • 色:全色
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:6.5-7.5
  • 比重:3.1-4.3
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アンドラダイトの特徴

 アンドラダイト(和名は灰鉄柘榴石-かいてつざくろいし)は、 その和名が示すとおり、カルシウム(灰分)と鉄を含むガーネットの亜種で、組成はCa3Fe2(SiO4)3です。
 1868年に最初の報告がなされ、ブラジルの鉱物学者ホセ・ボニファシオ・デ・アンドラーデ・エ・シルバの名にちなんで命名されました。ちなみにこの人物はスポジュメンを発見したことでも有名です。
 色は赤、黄、茶、緑、黒などを示し、黄や緑のものはトパゾライト(topazolite)、緑で透明のものはデマントイド(demantoid)、そして黒のものはメラナイト(melanite)と呼ばれます。中でもデマントイドは、「ウラルのエメラルド」(uralian emerald)というフォルスネームをもち、ガーネットの中では最も価値の高いものとして珍重されます。
 珍しいものとしては、遊色効果を示す「レインボーガーネット」(rainbow garnet)やグロッシュラーとアンドラダイトの中間形とも言える「マリ・ガーネット」(Mali garnet=1994年、アフリカのマリ共和国で鉱脈が発見されたことから)があります。
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アンドラダイトの動画

 以下でご紹介するのは爽やかなグリーンが印象的なアンドラダイトの一種「デマントイド」の映像です。エメラルドよりも黄色味がかっているのが特徴です。
元動画は⇒こちら
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