トップ宝石の選び方宝石の英名一覧ウバロバイト

ウバロバイト

 宝石の内「ウバロバイト」について、組成・特徴・歴史・産地などを写真や動画を交えて解説します。

ウバロバイトの組成

ウバロバイトの外観写真
  • 分類:ケイ酸塩鉱物
  • 組成:Ca3Cr2Si3O12
  • 結晶系:等軸晶系
  • 色:全色
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:6.5-7.5
  • 比重:3.1-4.3
ウバロバイトトップへ

ウバロバイトの特徴

 ウバロバイト(ウヴァロヴァイト/和名は灰クロム柘榴石-かいくろむざくろいし)はクロムを含むガーネットの亜種です。
 ウバロバイトは1832年、ドイツ人のヘンリー・ヘッスによって発見され、ロシアの政治家兼アマチュア鉱物コレクターだったセルゲイ・セメノヴィッチウヴァロフ(1765~1855)の名にちなんで命名されました。
 ウバロバイトは他のガーネット亜種に比べて希少であり、また鮮緑色以外の色を持たない点が特徴です。大きな結晶が発見されることも多く、その類まれな輝きと色合いから、鉱物コレクター垂涎(すいぜん)の的となっています。
 ウバロバイトの主な産地はスペイン、ロシア、カナダのケベック州、フィンランド、ノルウェー、南アフリカなどです。
ウバロバイトトップへ

ウバロバイトの動画

 以下でご紹介するのはロシア産のウバロバイトサンプルで、動くたびに光を細かく反射して星空のような美しい輝きを見せます。緑色の背景色が神秘的です。
元動画は⇒こちら
ウバロバイトトップへ