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プラチナ(白金)について

 プラチナ(白金)の特性・歴史・種類について解説します。

プラチナ(白金)の特徴

 プラチナ(白金)とは、白い光沢を放つ原子番号78、元素記号Ptの金属です。
 化学的に非常に安定であるため、装飾品や各種の触媒としても利用されています。
 これまでに人類によって産出されたプラチナの総量は約4,000トンにすぎず、他の貴金属に比べて(金=165,600トン/銀=100万トン以上)産出量が少ない貴金属なため、「プラチナチケット」など入手しにくい貴重なもののたとえに使われることもあります。
 プラチナ(白金)は、その美しい輝きから宝飾品として利用されたり、融点が 1,769 ℃と高いことなどから、電極、るつぼなどにも利用されます。また触媒としての活性を生かして自動車の排気ガス浄化触媒として使用されたり、高い耐久性から自動車の点火プラグや排気センサーなどにも使われています。
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プラチナ(白金)の純度

 プラチナ(白金)の純度は、ジュエリー用の白金合金に関しては、千分率(パーミル)で表記されます。
 純粋な白金はPt1000となり、日本国内で宝飾品として販売される白金の純度はこれに加え、Pt950、Pt900、Pt850の4区分が一般的です。
 ISOおよび社団法人日本ジュエリー協会は、プラチナジュエリーと呼称できるのは、Pt850以上と規定しており、造幣局の品位証明区分もこの4区分を採用しています。
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