トップ宝石の選び方宝石の英名一覧プレーナイト

プレーナイト

 宝石の内「プレーナイト」について、組成・特徴・歴史・産地などを写真や動画を交えて解説します。

プレーナイトの組成

プレーナイトの外観写真
  • 分類:ケイ酸塩鉱物
  • 組成:Ca2Al(AlSi3O10)(OH)2
  • 結晶系:斜方晶系
  • 色:無色・黄緑・白
  • 光沢:ガラス-真珠光沢
  • モース硬度:6-6.5
  • 比重:2.8-2.95
プレーナイトトップへ

プレーナイトの特徴

 プレーナイト(和名は葡萄石-ぶどうせき)は、カルシウムとアルミニウムを含有するケイ酸塩鉱物の一種です。
 玄武岩や花崗岩、鉱物閃長(せんちょう)岩、片麻岩の空洞などに多く発見され、ダトライト(datolite)、カルサイト(calcite)、アポフィライト(apophyllite/魚眼石)、スティルバイト(stilbite/束そくフッ石)、ローモンタイト(laumontite/濁沸石)などと一緒に採掘されます。 プレーナイトと共に発掘される様々な鉱物  プレーナイト(葡萄石)は、人物名を冠した最初の宝石として有名で、ヘンドリック・フォン・プレーン大佐(Hendrik Von Prehn/1733-1785)の名が元になっています。大佐は1768年から1780年まで、オランダの植民地であった喜望峰において軍隊の指揮官を務めていた人物です。また日本名である「葡萄石」は、外観がマスカットを彷彿(ほうふつ)とさせるところから付けられました。
 プレーナイト(葡萄石)が最初に発見された場所は、1789年、ドイツのハスラッハやハールツブルグです。現在はオーストラリア・ウェイブヒルステーションの玄武岩高地で良質な結晶が産出されます。ちなみに、プレーナイトは通常無色~白ですが、2000年4月、南アフリカの著名な鉱山であるカラハリマンガン採掘場では、希少なオレンジ色のプレーナイトが発見されています。
プレーナイトトップへ

プレーナイトの動画

 以下でご紹介するのはプレーナイトの動画集です。前者はアメリカコネチカット州産のジオード(晶洞石)切片、後者はマリ共和国産で、マスカットを思わせるような綺麗な球形です。
元動画は⇒こちら
元動画は⇒こちら
プレーナイトトップへ