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クンツァイト

 宝石の内「クンツァイト」について、組成・特徴・歴史・産地などを写真や動画を交えて解説します。

クンツァイトの組成

クンツァイトの外観写真
  • 分類:ケイ酸塩鉱物
  • 組成:LiAlSi2O6
  • 結晶系:単斜晶系
  • 色:桃-紫
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:6.5-7
  • 比重:3.16-3.20
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クンツァイトの特徴

 クンツァイト(kunzite)とは、スポジュメン(リシア輝石)の中で、桃色~紫色を呈するものを指します。
 アメリカの宝石学者、ジョージ・フリードリヒ・クンツ博士(ティファニー者の主任宝石職人かつ宝石学者)が1902年に発見した鉱物で、名前は博士の名にちなんで命名されました。
 発色は、スポジュメン(リシア輝石)内部のアルミニウムイオンがマンガンイオンに置き換わることで生じます。また、アルミニウムイオンがクロムイオンと置き換わると緑色(ヒデナイト/hiddenite)、そして未知のメカニズムを通して黄色(トリフェーン/triphane)を発色します。
 クンツァイトは色合いを調整するため、頻繁に加熱されたり放射線照射処理を受けたりします。また日光にさらされるとたやすく退色します。
 クンツァイトの主な産地はブラジル、アメリカ、カナダ、メキシコ、スウェーデン、西オーストラリア、アフガニスタン、パキスタンなどです。
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クンツァイトの動画

 以下でご紹介するのはクンツァイトの結晶映像です。スペックは 82 x 48 x 22 mm/650 Carats (129.9 grams)
元動画は⇒こちら
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