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セレスタイト

 宝石の内「セレスタイト」について、組成・特徴・歴史・産地などを写真や動画を交えて解説します。

セレスタイトの組成

セレスタイトの外観写真
  • 分類:硫酸塩鉱物
  • 組成:SrSO4
  • 結晶系:斜方晶系
  • 色:無色~薄青
  • 光沢:ガラス(真珠)光沢
  • モース硬度:3-3.5
  • 比重:4.0
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セレスタイトの特徴

 セレスタイト(和名は天青石-てんせいせき)は、硫酸ストロンチウムを主成分とする鉱物で、セレスティン(celestine)と呼ばれることもあります。
 綺麗な青灰色で、燃焼させるとストロンチウム特有の赤い色を出します。石言葉は「休息」です。
 セレスタイト(天青石)は小さな塊や繊維のような外観で発見されることが多く、堆積岩の中で最も多く産出されます。通常、原虫類の体は主としてケイ素で構成されていますが、放散虫の一種であるアカンサレア(Acantharea)の体だけはセレスタイトでできています。
 発見されている中で最も巨大な晶洞は、アメリカ・オハイオ州エリー湖そばにあるプットインベイ村で発見されたもので、最も広い場所では直径が35フィート(約10メートル)もあります。現在は洞窟の床面を覆っていたセレスタイトが取り除かれ、「クリスタルケーブ」(Crystal Cave)という観光スポットになっています。
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セレスタイトの動画

 以下でご紹介するのは、アメリカ・オハイオ州のPut-in-Bayにある観光地「Crystal Cave」の動画です。
 1887年、ドイツからグスタフ・ハイネマンという人物がアメリカ・オハイオ州に移住しました。移住してから10年ほど経過した1897年のある日、ワイナリー(ワイン貯蔵室)を作ろうと地面を掘り進めたところ、偶然この洞窟を発見したそうです。
元動画は⇒こちら
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