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スピネル

 宝石の内「スピネル」について、組成・特徴・歴史・産地などを写真や動画を交えて解説します。

スピネルの組成

スピネルの外観写真
  • 分類:酸化鉱物
  • 組成:MgAl2O4
  • 結晶系:等軸晶系
  • 色:多様
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7.5-8
  • 比重:3.6
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スピネルの特徴

 スピネル (和名は尖晶石-せんしょうせき) は、マグネシウムとアルミニウムを含む酸化鉱物の一種です。石言葉は「内面の充実・安全」。
 アルミニウムスピネル、アイアンスピネル、クロミウムスピネルなど、非常に多くの亜種が存在します。石灰岩、片麻岩、蛇紋岩、かんらん岩中に広く存在し、赤、青、緑、黄、褐色などの色が付いたものは宝石として加工されることもあります。
世界最大とされる「サマリアンスピネル」(samarian spinel)  透明で赤いスピネルは、18世紀まで「バラスルビー」(balas ruby)と呼ばれていましたが、 コランダムとスピネルが鉱物学の分野で区別されるようになってから、この用語は廃れました。
 イギリス王室の戴冠式用の王冠(Black Prince's Ruby/the Timur ruby)に飾られているほか、イラン王室の王冠にも用いられています。後者の「サマリアン・スピネル」(samarian spinel)は、500カラット(100グラム)で世界最大です。
 スピネル(尖晶石)の主な産地は、ミャンマー、スリランカで、特にミャンマー産のレッドスピネル、スリランカ産のピンクスピネルは高値で取引されます。
 特殊効果としてはキャッツアイ効果、カラーチェンジ、スター効果があります。
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スピネルの動画

 以下でご紹介するのは、タンザニア・モロゴン地区の石灰石平野であるマヘンゲで採掘されたレッドスピネルの動画です。大きさは3.79カラットを誇ります。
元動画は⇒こちら
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