トップ宝石の選び方宝石の英名一覧スペッサルティン

スペッサルティン

 宝石の内「スペッサルティン」について、組成・特徴・歴史・産地などを写真や動画を交えて解説します。

スペッサルティンの組成

スペッサルティンの外観写真
  • 分類:ケイ酸塩鉱物
  • 組成:Mn(II)3Al2(SiO4)3
  • 結晶系:等軸晶系
  • 色:全色
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:6.5-7.5
  • 比重:3.1-4.3
スペッサルティントップへ

スペッサルティンの特徴

 スペッサルティン(和名は満礬柘榴石-まんばんざくろいし)はマンガンとアルミニウムを含むガーネットの亜種で、かつてはスペッサルタイト(spessartite)と呼ばれていたネソ珪酸塩鉱物の一種です。
 花崗岩のペグマタイト中に多く見られ、同じくガーネットの亜種であるアルマンディンと融合した形で存在することもあります。
 名前はドイツのババリア地方に産する「スペッサルト」(spessart)が源です。
 宝石としての質を持つ物の多くはスリランカとブラジルで採取されます。他の産地はオーストラリア、ミャンマー、インド、アフガニスタン、イスラエル、マダガスカル、タンザニアそしてアメリカなどです。また、オレンジから黄色の色調を持つスペッサルティンは特に「マンダリンガーネット」(Mandarin garnet)と呼ばれ、主にマダガスカルで採取されます。一方、スミレ色から赤みがかった色調を持つものはアメリカのコロラド州やメイン州で発見されています。
スペッサルティントップへ

スペッサルティンの動画

 以下でご紹介するのは、スペッサルティンの原石とカット済みルースの動画です。前者はタンザニア産・725カラットのオレンジスペッサルティン、後者はナミビア産・2.76カラット/9x7.2x4.6mmで、いわゆる「マンダリン・ガーネット」と呼ばれる鮮やかなオレンジ色を有しています。
元動画は⇒こちら
元動画は⇒こちら
スペッサルティントップへ