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ジャスパー

 宝石の内「ジャスパー」について、組成・特徴・歴史・産地などを写真や動画を交えて解説します。

ジャスパーの組成

ジャスパーの外観写真
  • 分類:酸化鉱物
  • 組成:SiO2
  • 結晶系:三方晶系(低温型)/六方晶系(高温型)
  • 色:無色
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7
  • 比重:2.65
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ジャスパーの特徴

 ジャスパー(和名は碧玉-へきぎょく)は、微細な石英の結晶が集まってできた鉱物で、カルセドニーの一種です。
 3月の誕生石になっているブラッドストーン(血玉髄)もジャスパーの一つとされます。
 内部の不純物により様々な色合いに変化し、色合いに応じてレッドジャスパー(赤碧玉/red jasper)、グリーンジャスパー(緑碧玉/green jasper)、イエロージャスパー(黄碧玉/yellow jasper)などの呼称に変化します。縞模様があるときは「ストライプドジャスパー」(縞碧玉)と呼ばれることもあり、また鉄の中にジャスパーが入り込み、縞模様を描いているものは「ジャスパライト」(jaspilite)とも呼ばれます。
 ジャスパーは研磨することで表面が極めて滑らかになるため、花瓶、印章、かぎ煙草入れなどに加工されることの多い宝石です。
 ジャスパーの名は、古フランス語で「縞のある石」を意味する「jaspre」に由来しています。古代においては、フランスのみならず各国で愛好された宝石の1つで、そのことはアラビア語、ペルシア語、ヘブライ語、ギリシア語、ラテン語において、この宝石を指し示す言葉が存在していることからもうかがえます。
 ジャスパー(碧玉)の主な産地はインド、ロシア、アメリカ合衆国、フランス、エジプト、ドイツなどです。
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ジャスパーの動画

 以下でご紹介するのは、様々な色のジャスパーを用いたペンダントのフォトコレクションです。
元動画は⇒こちら
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