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アイオライト

 宝石の内「アイオライト」について、組成・特徴・歴史・産地などを写真や動画を交えて解説します。

アイオライトの組成

アイオライトの外観写真
  • 分類:ケイ酸塩鉱物
  • 組成:Mg2Al3(AlSi5O18)
  • 結晶系:斜方晶系
  • 色:青緑色
  • 光沢:ガラス光沢
  • モース硬度:7
  • 比重:2.6
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アイオライトの特徴

 アイオライト(和名は菫青石-きんせいせき)はケイ酸塩鉱物の一種であるコーディエライトのうち、外観が美しくて宝石に加工される天然石を指します。
 鉱物名としてのコーディエライト(時にコーディアライト、cordierite)は、フランスの地質学者ルイ・コルディエ(1777~1861)の名に由来しており、また、宝石名としての「アイオライト」(iolite)は、古代ギリシア語ですみれ色を表す「ios」に由来しています。
 時に「バイキングの宝石」(viking=8世紀から300年以上に渡って西ヨーロッパ沿海部で活躍したスカンディナヴィアの武装船団)と呼ばれることもありますが、これは船で遠洋に出たバイキングがアイオライトを通して太陽を見ると、自分たちの位置を正確に把握することができた、という言い伝えに由来しています。
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アイオライトの動画

 以下でご紹介するのは、アイオライトのもつ「多色性」を示す動画です。最初は無色に近かったものが、光源に対する角度を変えて見ると青色を呈します。これが多色性(たしきせい-pleochroism)です。
元動画は⇒こちら
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